監督のキャリアの中では駄作失敗作としてスカンとされているらしいですがしかし「カポネ大いに泣く」こそ、清順監督の80'sを代表するケッ作ではないか。
サンフランシスコやニューヨークに見立てられた、千葉やそこらのつまらない空き地とか海とかがこのうえなく輝いているじゃないですか。
田中裕子やショーケンはもの鬼気迫る熱演だし、ジュリーはとことんジュリーだし。
美味しいシーンばかりで、褒めるところしか思い浮かばないぐらいなんだけど